出来の良い豪にとって、高校の授業は退屈だった。
ずっと寝息を立てていた豪にとって、午前の授業はすぐに終わった。
午後は音楽の授業。生徒は管弦打、ピアノ、声楽から選択し、豪は当然管弦打を選択していた。
少しはマシだろうと思い豪が行ってみると、周りは下手糞ばかりだった。
『何をやってるんだ、コイツらは!!やる気あんのか!?』そんな事を心の中で叫ばずには居られなかった。
放課後、、「コンサートマスター」のメンバーが職員室前の掲示板に張り出される予定だった。
この学校の伝統的な行事みたいなもので、年に一度学校側が日ごろの音楽の技術が優秀な生徒から選び出し、「コンサートマスター」という名のチームが組まれる。そして、この学校の自慢でもある本格的な大公演場にて、生徒や保護者、果ては音楽業界で超有名な方々を招いて、演奏するそうだ。
だから、この「コンサートマスター」に選ばれる生徒たちは皆、名誉な事だと喜び、あまりの嬉しさに涙するものまで出てくるものも居る。
上手くいくと、音楽業界の有名な方々からスカウトされて、将来の夢にも大きく近づくこととなる。
そして、その「コンサートマスター」のメンバー表には、豪の名前がそこに記されていた。
『やはり俺か……』豪は静かに思った。
よく見ると、その表の下に練習場所が書いてあった。「新体育館」と。
そこへ向かおうと歩き出したとき、突然後ろから呼び止められた。
「四月一日……だよな?」
振り返えると、そこには豪より少し背の低い男子生徒がいた。豪は無愛想に頷く。
「お前もコンサートマスターに選ばれたんだってな。すげぇな。いや、あの上手さなら当然か。因みに俺は、里山憲二(さとやまけんじ)。オーボエだ。よろしくな。これから練習だろう?一緒に行こうぜ。」
得に断る理由もないので、豪は短く「ああ。」と答えた。
歩きながら憲二はしきりに豪に話しかけてきた。
豪は適当に相槌をを打つだけで、彼の話など全く聞かず、『一人でよく喋る奴だな』などと考えていた。
『見覚えはないが、コイツもあの中にいた奴なら、どうせ大した奴でもないだろう……』
豪はまだ校内を把握出来ていないので、とりあえず憲二について行った。
暫く行くと、それらしき建物が見えてきた。
しかし、周囲には自分たち以外に人の姿はなかった。
『もうみんな中に入っているのか?』そう思いながら豪は憲二と共に入り口に向かう。
中に入っても、人の姿はなく、灯りもついていない。
とりあえず豪はドア閉め、憲二は灯りをつけようとしたが、つかない。
何度も試したが、人気のない館内にはパチパチという音が響くだけだった。
「つかないのか?」
豪が尋ねると、憲二は苦笑した顔を豪に向け、静かに言った。
「悪い…。こっちは旧館だった」
一拍置いて、豪も思い出した。
『そういえば、学校案内に新体育館が出来たとか書いてあったな……。』
一瞬の沈黙。しかし、二人はすぐにそんなことをしてる場合ではないと気付く。
時計の針は練習開始二分前をさしていた。二人がで入り口を目指して走り出したのは、殆ど同時であったが、先にドアに手を掛けたのはよりドアに近かった壕であった。その重さももどかしく、豪がドアを開けて外に出ると、憲二もそれに続く。
そして、ドアから二、三歩の所で、二人は立ちつくした。もはや二人は何をすることも出来なかった。
自分の目を、疑うこと以外は……
〜続く〜
皆さん、
遅くなってすみません!!今日は山本勇貴の番です。いや〜、最近は忙しくて本は読めないは、書くことも出来ないは(ついでに金がない)などなど、沢山の問題を抱えている今日この頃でございます(はぁ〜、シナリオ完成できるかな……)。最近の悩みは、「ゆったりと過ごせない!」ですね。う〜ん、なんかふと気付くと、もう夜だったり、もう次の朝の二時だったりと、ゆったりまったりと休日を過ごせていません!どうしたらいいのかと悩んでるうちにまた二時近くまで起きてしまいました。というわけで、もう寝ます。またお会いしましょう!!
―久路辺より―
ずっと寝息を立てていた豪にとって、午前の授業はすぐに終わった。
午後は音楽の授業。生徒は管弦打、ピアノ、声楽から選択し、豪は当然管弦打を選択していた。
少しはマシだろうと思い豪が行ってみると、周りは下手糞ばかりだった。
『何をやってるんだ、コイツらは!!やる気あんのか!?』そんな事を心の中で叫ばずには居られなかった。
放課後、、「コンサートマスター」のメンバーが職員室前の掲示板に張り出される予定だった。
この学校の伝統的な行事みたいなもので、年に一度学校側が日ごろの音楽の技術が優秀な生徒から選び出し、「コンサートマスター」という名のチームが組まれる。そして、この学校の自慢でもある本格的な大公演場にて、生徒や保護者、果ては音楽業界で超有名な方々を招いて、演奏するそうだ。
だから、この「コンサートマスター」に選ばれる生徒たちは皆、名誉な事だと喜び、あまりの嬉しさに涙するものまで出てくるものも居る。
上手くいくと、音楽業界の有名な方々からスカウトされて、将来の夢にも大きく近づくこととなる。
そして、その「コンサートマスター」のメンバー表には、豪の名前がそこに記されていた。
『やはり俺か……』豪は静かに思った。
よく見ると、その表の下に練習場所が書いてあった。「新体育館」と。
そこへ向かおうと歩き出したとき、突然後ろから呼び止められた。
「四月一日……だよな?」
振り返えると、そこには豪より少し背の低い男子生徒がいた。豪は無愛想に頷く。
「お前もコンサートマスターに選ばれたんだってな。すげぇな。いや、あの上手さなら当然か。因みに俺は、里山憲二(さとやまけんじ)。オーボエだ。よろしくな。これから練習だろう?一緒に行こうぜ。」
得に断る理由もないので、豪は短く「ああ。」と答えた。
歩きながら憲二はしきりに豪に話しかけてきた。
豪は適当に相槌をを打つだけで、彼の話など全く聞かず、『一人でよく喋る奴だな』などと考えていた。
『見覚えはないが、コイツもあの中にいた奴なら、どうせ大した奴でもないだろう……』
豪はまだ校内を把握出来ていないので、とりあえず憲二について行った。
暫く行くと、それらしき建物が見えてきた。
しかし、周囲には自分たち以外に人の姿はなかった。
『もうみんな中に入っているのか?』そう思いながら豪は憲二と共に入り口に向かう。
中に入っても、人の姿はなく、灯りもついていない。
とりあえず豪はドア閉め、憲二は灯りをつけようとしたが、つかない。
何度も試したが、人気のない館内にはパチパチという音が響くだけだった。
「つかないのか?」
豪が尋ねると、憲二は苦笑した顔を豪に向け、静かに言った。
「悪い…。こっちは旧館だった」
一拍置いて、豪も思い出した。
『そういえば、学校案内に新体育館が出来たとか書いてあったな……。』
一瞬の沈黙。しかし、二人はすぐにそんなことをしてる場合ではないと気付く。
時計の針は練習開始二分前をさしていた。二人がで入り口を目指して走り出したのは、殆ど同時であったが、先にドアに手を掛けたのはよりドアに近かった壕であった。その重さももどかしく、豪がドアを開けて外に出ると、憲二もそれに続く。
そして、ドアから二、三歩の所で、二人は立ちつくした。もはや二人は何をすることも出来なかった。
自分の目を、疑うこと以外は……
〜続く〜
皆さん、
遅くなってすみません!!今日は山本勇貴の番です。いや〜、最近は忙しくて本は読めないは、書くことも出来ないは(ついでに金がない)などなど、沢山の問題を抱えている今日この頃でございます(はぁ〜、シナリオ完成できるかな……)。最近の悩みは、「ゆったりと過ごせない!」ですね。う〜ん、なんかふと気付くと、もう夜だったり、もう次の朝の二時だったりと、ゆったりまったりと休日を過ごせていません!どうしたらいいのかと悩んでるうちにまた二時近くまで起きてしまいました。というわけで、もう寝ます。またお会いしましょう!!
―久路辺より―

